記念すべき100記事目の【音ゴコロ】は | 身代わり山羊のロボトミー

記念すべき100記事目の【音ゴコロ】は

たまたま、気付いたんだけどもね。<100記事目



20分近い大作ロックオペラ。

グループ魂のグラムロック。

グループ魂のジギースターダスト。


アルバムGROOPERから 「宇宙から来たロッキンスター」 について。


映像化するといいと思う、これ。



■あらすじ■

時は世紀末。人々は恐怖と混沌に陥っていた。

助けを求めて、救世主・グルーパーを召還しようとする人達。

でも、ちょっとしたおふざけが元で、キリストの生まれ変わり(?)ブルマー3世が呼び出されてしまう。

「ホントに来たぁ!」

世紀末の地球を救うキリストの生まれ変わりだと叫ぶブルマー3世に、人々は「頭がアレなのね」と冷たい。

渋谷に来たつもりだったのに、松戸だったりして。

でも、松戸のクラブ「長崎屋」のオーナーに歌の才能を見出され、ブルマー3世はロッキンスターに成り上がって行く。(松戸限定で)

これまで、「頭がおかしい」と揶揄していた人々すら、ブルマー3世に狂う。

「ブルマー3世を聴いてると、元気が出てくる!」

が、絶頂はそう長くは続かない。

「救世主なんてバカみてー」

金も名声も手に入れたブルマー3世は歌っていても何かが足りないと呟く。

世界では戦争が起こって、大変なことになってるのに、どうでもよくなってセックスに明け暮れるブルマー3世の元へ、グルーパーが現れ・・・・。




途中織り込まれる曲は


ジギースターダスト


いとしのレイラ


21st century boy


などなどなどなど。


そりゃもう鮮やかなロックオペラとして、完成されてる。

ジギーのあの煌びやかさの代わりに、くすんだ疲れをまとった核弾頭。


この33曲目を体感するだけで十分価値のあるアルバムだと思う。


呆けた頭で聞くラスト2曲。


特に、「実験人形ダミーオスカー」の退廃具合は、寺山修司並。


グループ魂
GROOPER